小部屋の住人 =Tetsu= |
【自選短歌三首】
重ねても重ねてもなお哀しみは我が丈越えて天に届かず
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素敵な小部屋を頂戴したので、HPに公開している短歌の中から三首ほど自選してみました。 |
【第三紀CHAOS&LANGUAGE】 極北の氷河の先端を支えていた 最後の力が消え失せる時 巨大な青い氷塊は、海に崩れ落ちる。 太古の昔、天からこの地上に最初の雪が 舞い落ちた時からの約束の出来事であった。 彷徨いはじめた氷山が 耐え続けた時間とは比べようもないが、 どれほど私は待ち焦がれただろうか。 この地上において天と人を切り結ぶ唄を。 いや、私でなくともきっと誰かが...と、 タカをくくっていたのかも知れない。 時が流れ、時代が移 り、言葉はその力を失い続けている。 今や若者は、サイバースペースの中で 心中仲間を探し求め、またそれが実際に見つかる始末。 夢と現が交錯する仮想空間の中で、命のなんと軽いことよ。 言葉はついに人を地に引き止める力すら無くしたか。 今を去ること22年。 「ジャパネスクコンサート−音霊乱舞」と 銘打ったコンサートがあった。 世の歌のあり様にアンチテーゼを突きつけた三人の唄い手がいた。 その中で、「日本 語を信じる」と言いのけたのは私だ。 だからこそ、どうしても再び唄い始めなければならない。 間違いなく、言葉と人と神とは一つであったのだ。 生くるも言葉、死すも言葉なのだ。 という訳で、「アカシック・フォーク・ロック」という未公認ジャンルの音楽を演っている 『CHAOS&LANGUAGE』というユニットのHPの住人です。 歌詩は「Lyrics」に、詩や短歌は「Tetsu' Room」に置いてあります。 詩人さんや絵描きさんとはまた違った趣のサイトですが、一度覗いてやって下さい。 CHAOS&LANGUAGE |
【冬のコラボカーニバル】 恋 人 |