天空(そら)を翔る夢より醒めし竜の瞳(め)は 空の在るのを 確かめており (俊) 空翔けり 天翔けりませ 幾千歳 今夏の暑さは水面の下で (タッツー) 熱を得て力みなぎる 変温の瞳の宿す夏はどこまで (広河たずね) いざ舞わんこの滾(たぎ)る日の風に乗り (ごさどん) 千載の 時空を駆ける竜の目に いと染み深し 鮮碧の夏 (朱雀)